100L規模の培養装置での苔の培養実証に成功しました

この度、弊社は100L規模の培養装置の設計・製作に取り組み、本装置を用いた苔の培養実証試験を実施し、成功しましたことをお知らせいたします。

実証では、浜野製作所が製作したオリジナルのシャフトを搭載した100L規模の培養装置で、ヒョウタンゴケの培養実証試験を計画・実施しました。シャフトは、2020年12月上旬~2021年1月上旬の1か月にわたる培養実証期間中、装置の水槽内の水を攪拌するしくみにおいて背骨の役割を担い、さらに先端に接続した複数本の散気管へ空気を通気する役割を担いました。今回、培養したヒョウタンゴケは、光合成のしくみで永続的に増やすことができる植物素材です。したがって、本装置には、エアポンプを介した二酸化炭素ガスを供給するしくみに加えて、LED人工光を照射するしくみを搭載し、本装置の水槽内で効率的に苔を培養することに成功しました。弊社は、今後、培養実証で収穫したヒョウタンゴケを原料に金属吸着材を製造・加工して参ります。
培養実証試験の様子については、動画でご覧ください。